粉末じゃがいも「じゃがパウダー」

じゃがパウダーの原料として使用されている、オランダ産のじゃがいも、ビンチェ。このじゃがいもは、他の品種と比べて水分が少ないため、フライドポテトやポテトサラダなどの加工ポテトに向いています。

ベルギーやフランスのパリでは、カラッとした美味しいフレンチフライに使用されるほど。これを粉末状にしたことで、保存が効きながらも本場のじゃがいもの味がご家庭でお手軽に楽しめるようになりました。

繊維を壊さない製法だからポテトのお味と栄養価もしっかり。熱処理してあるので火を加えなくてもOK。粉の2倍量のお水で練ると茹でたじゃがいもを潰した状態になります。芽が出る心配もなく少量でも使えて放射能汚染の心配もなく常備しておきたいじゃがパウダーです。

じゃがパウダーの生産元は、オランダにあります世界最大の粉末ポテトメーカーであるリクソナ社（Rixona B.V.）。馬鈴薯をマッシュ状にしたものをスプレードライヤーで乾燥させた、微粉末ポテトです。

スプレードライヤーで乾燥させたポテトグラニュールスは、馬鈴薯の細胞ひとつひとつが破壊されていないため、製品の風味が非常に高い事が特徴です。特にヨーロッパ産の馬鈴薯は、アメリカ産のものに比べ大変風味がよいポテトグラニュールスは、最高の品質です。

尚、近年日本を含め世界中で問題になっております遺伝子組換えにつきましても、オランダでは産業的な遺伝子組換え作物の栽培が禁止されているため、遺伝子組換えの心配がないという事も、大きなメリットのひとつです。

じゃがいもはカリウムを多く含んでいます。カリウムはナトリウムを体外に排出する作用があり、塩分の摂りすぎによる高血圧などに効果があります。他にもビタミンB1やビタミンC、食物繊維などを含み、1年中食べられるビタミン源でもあります。特にじゃがいものビタミンCは主成分であるデンプンに守られているので加熱による損失が少なく、効率よく摂取できます。

フランス語で「大地のリンゴ」と言われる程、ビタミンCやB1、B6などの栄養素が豊富なんです。

じゃがいもはでんぷんを主体とした糖質の食品ですが、100g当たり約70calとご飯の半分のエネルギー量しかありません。主食としても食べれて、満腹感を味わいながら太る心配のないという、意外なダイエット食でもあります。

じゃがいもは体内の酸化を防ぐアルカリ性食品なので、肉や魚などの酸性食品のつけあわせとしても最適です。お料理のつけあわせにポテトサラダや粉ふきいもはいかがですか？